子供の心が危ない / 思春期のうつ病について
平常通り、対面セッションを行っていますが
オンラインセッションでのカウンセリングも好評受付中ですので、ぜひご活用ください。
こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。
また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。
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みなさん、こんにちは!
少しづつ秋の深まりを感じる今日この頃ですが
毎年この時期になると思春期の子供をもつ親御さんからのご相談が増えてきます。
そもそも思春期というのはどんな子にとっても難しい時です。
ですから親としても
子供を自立へと向かわせる正念場といえるかもしれません。
それまでは幼くただ可愛かっただけの子どもも
思春期に差し掛かるとホルモン活動のレベルがぐんと高まり
身体は大人のように成長し変化していきます。
しかし心が成熟するにはまだまだ長い年月を要します。
したがって急速に成長し変化していく体に心は追いつかず
ゆえに身体と心はアンバランスの状態といえます。
また無意識下ではやがて自己を確立していくために
自我の働きが強くなってきます。
それは言い換えると
親によって植え付けられていた概念を壊しながら
自分独自の概念を創造していくという方向へと向かい始めたということです。
それゆえ幼いときは考えもしなかった
「自分はどんな人?」
「自分はどう生きていけばいいの?」
などというようなことを考え始め
自分とは何ものであるのかをということを知ろうとする
もう一人の自分が出てきます。
ゆえに自分の容姿や外見などが
周りの人にどう思われているかなどというようなことも
気になるようになったり
それまでは親との繋がりだけで安心できていたのが
この時期に差し掛かると、むしろ友達との繋がりの方が重要になってきたりします。
また親の言うことや考え、価値観などを押しつけられることに
抵抗を示し、反抗することで自我を強めますが
しかしまだまだ親に甘えていたいという依存欲求と同時に
親など必要としない自分になりたいという自立欲求が
常に葛藤することにより
そもそもに不安定な心の状態にあるというのが思春期なのです。
ですから親が思春期の子供に手こずるというのは
ある程度の範囲であれば、むしろ子供が自立へ向かうプロセスとして
自然なことだと思うのですが・・・
しかし現代を生きる子供たちの頭の中は
昔(スマホが普及する前)と比べるとかなり複雑で多様化しています。
その情報量もさることながら
ソーシャルネットワークの世界も彼らの重要な居場所になっているため
もはや親であっても子供が誰と繋がっているのかよくわからない
しかもコロナの出現
またロシアがウクライナへ侵攻したことによる世界の不穏
にもかかわず昭和の時代とさして変わらない教育システムの中で
いじめの問題や受験戦争に参戦させられている子供達
このような現代社会の中で
不安定でアンバランスな思春期の子供達の心に
異変が起こることは、むしろ自然なことなのかもしれない
などと思うのは私だけでしょうか?
実際に不登校、ひきこもり、家庭内暴力、発達障害、摂食障害、
PTSD,うつ病、躁鬱病、パニック障害、脅迫性神経障害、統合失調症 etc…
と診断された思春期の子ども達の数は、年々、増加傾向にあります。
また忘れてならないのは、
うつ病というのはどんな障害や病気にも親和する可能性があるということです。
しかしながら思春期のうつ病というのは
一般的なうつ病と全く同じ症状を表すわけではありません。
ですから親であってもそれに気づかないまま
孤軍奮闘していたりすることもよくあります。
そんなわけで今回、
思春期のうつ病について解説した動画を投稿しましたので
気なる方が見えましたら、ぜひ一度ご覧になってみてください。