メンタルの調子が崩れやすく、よく体調不良になる人ひとへ その2

 

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こころの相談室 メンタルケア フォレスト では
こころの悩みや問題を軽減し、
自らをよりよく変化させていくための
サポートをいたします。

また当ルームでは、通常の心理カウンセリングとともに
自分で自分のこころを調える方法(マインドフルネス)
について学んでいただくことにより
誰の中にもある自然治癒力を最大限に引き出すよう
援助しています。

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みなさん、こんにちは。
いつも私のブログを読んでくださって
ありがとうございます。

さて前回の記事では
メンタルの調子が崩れやすまたよく体調不良になる
という人の共通点として

1)感情を抑制する傾向が強いということと
2)マイナスの感情を表現化することがうまくできない
という2つのことについて書きました。

今回もさらにもう一つのことについてお話しようと思いますが
それは認知に歪みや偏りが生じていることがよくあるということです。

認知というのは
ある事柄に対してものごとをどう捉えているか
またどのように解釈しているかということですが

日頃私たちは怒りや悲しみ、また喜びなど様々な感情を抱きますが
それはある事柄によって、そのような感情がもたらされた
というように思いがちですが

でも実はそのことを自分がどう解釈したかということが
感情を生じさせているのです。

たとえば
ある30代半ばの独身女性(ここではA子さんとしておきます)が
自分の座っている席のすぐ近くで
20代の男性の同僚が、もう一人の男性の同僚に
彼女を紹介してほしいという話をしているのが耳に入ってきた。

そこで頼まれた方は、知り合いで30代の独身女性がいるということで
相手にどうかと尋ねた。

頼んだ方は
「オレ、おばさんは無理ですから」と言った。

そのやりとりを聞いていたA子さんは
ひどく傷つけられたように感じ、もう自分は結婚できないかも
などと思って落ち込んでしまった。

さて、確かに20歳の男性からしたら、
30代半ばの女性はおばさんで、ゆえに自分の恋愛対象にはならない
と思う人もいるでしょう。

でも事実としては、世の中の20代の男性全てが
そう思っているわけではありません。

中には年上の女性に魅力を感じる人もいるものです。
少なくとも私はそういう人を何人も知っています。

またA子さんも、20代の男性と恋愛したいと思っている
わけではありません。

ですからもしその言葉にひどく傷つけられたように思ったのであれば
それはもともとA子さんが、
私はもう若くはないから女性として価値がない
ゆえに結婚するチャンスもないかも
ととらえてしまっているからです。

ということは人の言葉を借りてきて
それを自分に当てはめることで自分を傷つけているのです。

このように、私たちが抱くマイナスの感情のほとんどは
事実によってもたらされるものではなく
それを自分が否定的に解釈することによって生じるものです。

当ルームにおいても
他者の言動に傷つきやすい
またそれによってよく落ち込んだり、
マイナスの感情を長く引きずってしまう

あるいは
自分の言動が他者にどう思われるかが過度に気になり
自分らしく振るまうことができない
ゆえに人との関わりに疲れやすく、また楽しむことができない
というようなことでよくクヨクヨと悩んでしまう

ゆえになんとか自分のメンタルを強くしたいという理由で
カウンセリングに臨まれる方とよく会います。

しかしそういった方のほとんどは
決してメンタルが弱いわけではないのです。

むしろほとんどの人は
我慢する力が強かったり
また他者のことを配慮するやさしさ(これも強さ)を
兼ね備えていたりします。

たとえばうつ病とか不安神経症(パニック障害、強迫性神経障害 etc…)
と診断された方とカウンセリング行うこともよくありますが

深くお話を聴かせていただくと
とても強靭な精神力でもって今日まで頑張って生きこられたのだあ
と思うことがよくあります。

またそういったことを話していただいくうちに
そのご本人も、自分は頑張って強く生きてきたということを認め
またむしろ強く生き過ぎてきたために
心が疲れ、弱ってしまったということに気づかれることが
よくあります。

これはとても重要なことで
自分のメンタルが弱いと思っているうちは心の力を緩めることも
できませんが、今日まで強く頑張って生きてきたということを
自分が認め始めると、心の緊張も緩んでいくのです。

するとなぜいつも自分を抑えて我慢してしまうのか
ということに対して、あらためて見つめ直すことができるように
なっていきます。

そもそもに自分を否定することになるような認知というのは
あるがままの自分では否定されるかもしれない
あるいは見捨てられるかもしれないという恐れや不安
つまり心が緊張するような体験によって歪みが生じたものです。

ゆえにたとえばA子さんは
親の期待する理想の娘の役割、それは年頃になったら結婚して
子ども産んで良い母親になること

もしそのようであれば、親に認めてもらえるけれど
現実はそうではないゆえ、
実家に帰るといつも親から
いったいいつになったら孫を抱かせてもらえるのか
と言われてため息をつかれる

ゆえに今の自分では十分ではない
だから愛される価値もない
というようにとらえてしまっているかもしれません。

しかしそれはあくまで親の願望であり
またある時期が来たら結婚して子供を産むことが幸せである
というのも、いってみればある一つの幸せの概念に過ぎません。

しかしながら幸せとは形ではありません。
そうではなく、どんな時も幸せであろうとする心が
幸せを感じさせてくれるのです。

それゆえA子さんにとって大切なことは
まず親の概念から自分を解放することを許可すること
そして今の自分を無条件に受け入れてあげる
という方向へと心のベクトルを変えていくことです。

すると今までのように
他者に認められ、また愛されることだけが
自分を幸せにするというとらえ方から

私が認め、愛するに値する人が見つかるまでは
まずは自分が自分のことを十分に愛してあげよう
というとらえ方に変わっていくのではないかと思います。

このように自分の認知の歪みに気づくことは
心の深いところを癒し、
またその分だけ自己肯定感も自然に高まっていくことになります。

またそれによって
今までとは違う感じ方で
他者と接することができるようになるかもしれません。

それは言い換えると
自然体の自分でいられるという感覚ではないか
と思いますが、それによって人間関係のストレスも
かなり軽減されていくと思います。

では今日はここまでとさせていただきますが
次回もこれと同じテーマで、
「どのように毎日を過ごすと、メンタルを良好に保つことができるか」
ということについて書いてみようと思います。

ところでここのところ寒さも厳しく、冷え込む毎日が続きますねが・・・
冬の季節は体も心も冷えやすく、ゆえに緊張し循環も悪くなりがちです。

それゆえどうぞ自分には優しく、そして暖かく接してあげてくださいね。(^^)

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